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ロイ(左側)
どうしたの?
マーカス▼
マーカス:
いけませんな
実にいけません▼
ロイ:
なにが?▼
マーカス:
近ごろの 若い連中の戦いぶりです▼
全員が全員と言うわけではないですが
最近 たるんどるとしか思えません!▼
もっと規律を正しませんと…▼
ロイ:
そんなことはないよ
みんな 必死でがんばってるじゃないか▼
マーカス:
いいえ ロイ様は甘すぎます!
私が行って 手本を見せてまいります▼
ロイ:
なにも マーカスが
自分で行かなくてもいいんじゃない?▼
もう若くないんだし…▼
マーカス:
なにを申されます!▼
老いても このマーカス
まだまだ若い者には 負けませんぞ!!▼
ロイ:
そ そうだね▼
でも 若くないのは事実なんだし
体には 十分 気をつけてよ▼
マーカス:
はっ ありがとうございます▼
------ロイ消える------
ロイ様 なんと おやさしい…▼
それに比べ
若い連中の 情けないことよ▼
わしも もう ひとふんばりして
ロイ様を おたすけせねば…▼
ロイ(右側)
厳しく?▼
マーカス:
そうです そして 働きの悪いものたちは
軍からはずしていくのです▼
ロイ:
……▼
マーカス:
そうすれば 軍は少数ながら精鋭が残り
戦いも より効率よく…▼
ロイ:
マーカス それはダメだ▼
マーカス:
な なぜです?▼
ロイ:
その働きの良い悪いは
誰が決めるんだい?▼
マーカス:
もちろん ロイ様です▼
ロイ:
でも ぼくの見えないところで
活躍している者もいるんじゃないかな?▼
マーカス:
うっ そ それは…▼
ロイ:
それに 戦場の外で
支えてくれている人だっているし▼
ぼくの都合で
チャンスを与えていない人もいる▼
その者たちも やめさせてしまうのか?
志をもって 軍に参加した者もいるのに▼
マーカス:
……▼
ロイ:
マーカス
もっと みんなを信じないと▼
ともに戦ってきた仲間じゃないか▼
マーカス:
…おっしゃる通りです▼
このマーカスが まちがっておりました
ご立派です ロイ様▼
ロイ:
なんだか マーカスにほめられると
ヘンな気分だよ いつも怒られてるし▼
マーカス:
おや このじいめは
そんなに怒ってばかりでしたか?▼
ロイ:
うん▼
------ロイ消える------
マーカス:
ロイ様は 本当に立派になられた
これなら もう十分に独り立ちできる▼
わしの役目も
これで終わりかもしれんな…▼
マーカス(右側)
申しわけありません▼
『引きぎわ』というものを
考えると どうしても…▼
まったく 年など
とるものではありませんな▼
ロイ:
引きぎわ?▼
マーカス:
若い者たちも成長してきましたし
そろそろ良い時期かもしれません▼
ロイ:
…マーカス
なにを言っているんだ?▼
マーカス:
私も もう ずいぶん年をとりました▼
私のような老骨が側におっては
ロイ様の おためにはなりません▼
ですから そろそろ
私の役目も後進にゆずって…▼
ロイ:
ダメだよ…▼
マーカス:
このマーカスめは
お側から退いたほうが…▼
ロイ:
ダメだ!▼
マーカスが ぼくの側から
はなれることは許さない!▼
マーカス:
ロ ロイ様…▼
ロイ:
この前 生意気なことを言ったのを
怒っているのならば あやまるよ▼
だから ぼくの側から
はなれるなんて言わないでくれ▼
マーカス:
し しかし
私のような年寄りがそばにいては…▼
ロイ:
マーカスには 教えてほしいことが
まだまだ 山のようにあるんだ▼
なのに…マーカスが いなくなったら
ぼくは 誰を頼りにすればいいんだ▼
マーカス:
ロイ様 この老骨に それほどまで…
くっ もったいない…▼
ロイ:
『引きぎわ』なんて言わないで
これからも ぼくを助けてくれないか?▼
マーカス:
はっ…
たとえ この身が くちはてようとも▼
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